日曜日。
まんだら堂のやぐら群の一般公開の最終日だったので、
曇り空のなか、えっちらおっちら、行ってきました。
住宅街を抜けて、急な坂道を登って行くと、
横須賀線沿いの眺めの良い、スリリングな小道に到着。
まんだら堂へは、山道をひたすら登るのみですが、
ここは、まだまだ序の口。
ひたすら登ってゆくと、名越切通しに到着ー!
ここまで、かなり登ってまいりました。昔の方は凄いです。
さらに道なりに進んでゆくと、今回の目的地のまんだら堂に到着。
通常は一般公開はしておりません。厳重な門でガードされております。
中に入ってみると、大きなイチョウの木は、まさに今が見ごろでした。
そして、その後ろには、階段状になった大きなやぐら群。
こんな近くで、こんな立派なやぐら群を見たのは初めてです。
正面から失礼してパシャリ!
今度は右側からパシャリ!
やぐらとは、鎌倉時代のお墓なんです。
えっ!お墓!と、思われる方もいらっしゃいますが、
鎌倉にはこのやぐらが、今でもたくさんありまして、
一般のお宅の敷地内にごく普通にあったりしたりも少なくありません。
(って、うちもその一軒です。)
しかし、このまんだら堂のやぐら群は立派ですね。
ボランティアのおじさんにいろいろお話を聞いたところ、
以前は、この土地は個人の持ち物で、やぐらを見せるのではなく、
花を見せるために整備していたそうで、
たくさんあったやぐらの一部が埋められていたり、
五輪塔もばらばらになって、不自然な状態だったそうです。
そして、個人から、逗子市?に管理が変わってから、
やぐらの保存に動き出したのですが、ばらばらになった五輪塔を
元通りにするのは難しいそうでうで、とりあえず、似たような大きさ、形を
重ねてある状態らしいです。確かに良く見ると一つ一つが微妙に違います。
毎年、今頃のシーズンに一般公開をしているそうです。
貴重な史跡です。学生の頃は、歴史には全く興味がなかったのに、
鎌倉に住むようになって、地元の歴史には興味が湧くものです。
人によっては、やれ、心霊スポットだの、なんて言って、
不法侵入している人もいるみたいですが、そういう人は、
いつかバチが当たりますよ。本当に。
あ、あと、山道なのに、タバコを吸う人や、ゴミをそこらへんに捨てる人も!
ほんと、ゴミが多かった・・・天罰が下りますように。(笑)